忙しくてあまり読書に時間を割くことのできていない今日この頃ですが、お正月は数冊読みました。
過去の再読もあり、新しいものもありといったところ。
その中で読んだのがこちら。
『山本五十六』
新潮文庫 / 阿川 弘之著
「やってみせ、いって聞かせて、させてみて、褒めてやらねば人は動かじ」
という名言で知られる太平洋戦争時の連合艦隊司令長官。
名将として名高く多くの逸話で知られる山本五十六の「人間」の部分にフォーカスして描かれており、すごく面白かった。
真珠湾攻撃を指揮したといわれていたから、今までもっていた断片的なイメージでは知らなかった、博打すきで明るく人徳のある人柄に驚き、その彼が戦争の渦中と時代に翻弄されていく姿には最後は悲しまずにはいられない。。。
彼の言葉は名言として残っているものが多くありますが、その言葉はどれも心に響く。
「やってみせ、いって聞かせて、させてみて、褒めてやらねば人は動かじ
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」
「人は神ではない。誤りをするというところに人間味がある。」
「実年者は、今どきの若い者などということを絶対に言うな。
なぜなら、われわれ実年者が若かった時に同じことを言われたはずだ。
今どきの若者は全くしょうがない、年長者に対して礼儀を知らぬ、
道で会っても挨拶もしない、いったい日本はどうなるのだ、などと言われたものだ。
その若者が、こうして年を取ったまでだ。
だから、実年者は若者が何をしたか、などと言うな。
何ができるか、とその可能性を発見してやってくれ。」
この本を読む限りにおいて、山本五十六という人間を通した指揮官のあり方というのは非常に共感できる部分が多く、面白かったです。